weekly ぴあ 2007年8月16日 NO.1211

雑誌掲載
極上の涼!~ジャパネスク・ライフでクールダウン~のコーナーで、虎竹縁台(折り畳み式)、虎竹男右近下駄、鈴虫(ペア)、虫籠(白/大)が掲載されました。地球温暖化が生活レベルにまで顕在化している今こそ、かつてのジャパネスク・ライフが見直されています。
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虫籠【むしかご】
虫籠も主流はすっかりプラスチック製になってしまった。籠というぐらいだから、もともとは草木や竹で編んだエコなものだった。籠を編む伝統文化が残っている地域では、まだ各地域色のある虫籠が残っている。本物の虫籠は、虫が逃げないように緻密に組み立ててある。そして虫の触角や羽が傷つかないような"匠"な工夫もしなくてはならず、職人技が試される。多様な虫籠がある中で、特に虫にとって良いとされるのが竹の虫籠。細くとった竹ヒゴの虫かごは、虫も長生きするし、何よりそこにあるだけで涼しい夏の演出まで成してくれる。

虫籠
夜、鈴虫を入れた竹虫籠を軒先に吊して置く。ベランダに置いたりしてみる......虫籠越しの満月など何とも風流で、聴覚的、そして視覚的な癒しにもなる。虫籠に顔を近づけて虫を覗くと、竹の涼しげな香りもいい。良い虫籠は五感で清涼感を与えてくれるのだ。

竹 鈴虫(ペア)
竹職人の匠の技とも言うべきこの鈴虫...竹虫篭に入れておいても本物と区別がつかないほどの良い仕事をしている。鈴虫の雌は、卵管まで本物に忠実に創ってある凝りよう。目、口、足先とため息が出る様な細やかな仕上がり。今にも鳴き出しそう。

縁台
庭や露地などに置いて、夕涼みなどに使う細長い腰掛け...縁台。蚊取り線香をたき、団扇を片手に、柄杓で水をまきながら涼を得る場所。そんな縁台がエコでオシャレとして今注目!!竹は3~5年で伐採可能となるように生長が抜群に速く、毎年生えるので環境を破壊することのない21世紀の天然素材なのだ。そしてあの竹の特有のしなり具合...あれが足腰への負担も和らげてくれて、いつまでも座っていたいと思わせる。そして竹特有のひんやり具合。腰を冷やし過ぎるほどでない、冷え具合が◎。そんな極上涼アイテム、実は2人で座るにはベストな距離感までも演出してくれる逸品であったりもする。

虎竹縁台(折り畳み式)
虎竹というこの竹のひんやり具合、これこそまさに絶品。ひんやり感が他の竹縁台とは桁違い。そして脚の部分がコンパクトに折りたたみ可能。折りたたみも、お手軽に誰にでもできるよう工夫がなされている。


(雑誌「weekly ぴあ 2007年8月16日 NO.1211」より転載)

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