虎　竹　茶　が　で　き　ま　し　た　。

　竹虎四代目です。

　いつもご愛顧ありがとうございます。
　
　
　本当に、本当に長い時間がかかりました

　もしかしたら
　今までお待ちいただいた方もおられるかも知れません
　
　ありがとうございます(*^_^*)　

　ようやく出来た
　なつかしい香りのする虎竹の里のお茶です。

　竹の工場に足をふみいれたら

　そこは見上げるくらいの竹、竹、竹でした。

　奥のほうから、あちらから、こちらから
　聞こえてくる、

　竹を切る音
　竹を割る音
　機械のまわる音...

　裸電球で照らされた薄暗い構内をすすむと
　竹を肩にかたいで運びこむ
　数人のはちまき姿の職人さん
　
　一束、また一束とトラックから竹をおろすたびに
　少し湿った竹の葉が
　
　パサーッ、、、ヒラヒラと舞っています

　その竹の葉から

　あっ...、甘い香り

　ボクはこの竹の香りが大好きだったんです。

　右にすこしまがったところには
　竹を横倒しにして山のように積み上げられた一角があり
　そこに大好きな祖父がいました

　「ヨシヒロ、来てるんか？気ぃつけなあかんで」

　じっとご主人様の仕事がおわるのを待っている
　愛犬のアトマも地面をするように尻尾をすこしだけ振ります

　川につきだすように作られた、その作業場では
　竹を色々な長さに切断する仕事をしていました

　明るい日差しと、心地よい風が吹きこんでくるたび
　いつも竹のほのかな甘い香りがする
　自分の家族の働く工場の香り
　生まれた時からずっとある香りだと思っていました。

　「ヨシヒロちゃんが来ちゅう」

　口々に笑いかけてくれる
　ほおかぶりした、おばちゃんたち

　「お菓子いらんかね」

　色落ちしてボロボロになった前かけにも
　指先に穴があきそうな軍手にも
　竹の粉やら細い繊維やらがいっぱい

　手ぬぐいで汗をぬぐう
　そのおばちゃんたちの後には

　いろいろな太さの竹が
　長いもの、短いもの、様々なサイズに切りそろえられて束になり
　天井ちかくまでうず高く積み上げられています。

　チカチカする蛍光灯の下を歩いて向こう見ると
　もくもくと湯気があがっていて
　何人もの職人さんが中腰になって
　脇目もふらず布で竹を拭いています。

　お湯で竹の油分をふき取る湯抜きという作業でした

　数メートルもある長い釜から竹がとりだされるたび
　竹からもフワッ〜と湯気がたちのぼり

　それと同時に、
　何とも甘い竹の香りが、

　また工場内に立ちこめるのです。

　汚れたランニングシャツに地下足袋の職人さん
　コールタールを塗った木製の電信柱
　錆びたトタン屋根
　台風のたびにどこかが飛ばされるような
　ボロボロの工場だったけれど

　あたたかな大人たちが沢山いて
　笑顔がいっぱいあって
　いつも幸せだった幼い頃。

　竹に囲まれ大好きな家族や職人さんと
　虎竹の里の大きな愛情につつまれていた懐かしい時

　竹の甘い香りが
　そんな古い時代にいざなってくれそうです

　創業１１５年になる老舗竹屋の思い出が
　いっぱいつまったお茶を
　沢山の方にお試しいただきたいと思い作りました。

　■
　■■日本唯一の虎竹の里から
　ほのかな甘さと竹の香り憩いのひとときを届ける虎竹茶
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　｜　＜竹布アーム＆レッグウォーマー＞
　●／ ＜　 秋冬には絶対ほしい定番アイテム３色そろいました
／■　　｜
　//　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
~~~~~~~~~~~

メールマガジン【たけマガ】のご登録はこちら