先月の7月4日、虎竹の里は記録的豪雨に見舞われました。高知県初の「線状降水帯発生情報」もあり、竹虎のある高知県須崎市では観測史上最大の時間雨量を計測し、あちこちで土砂崩れや浸水被害が出ました。竹虎の倉庫も一部浸水しました。
あちこちで土砂が崩れ、小さな川は土砂でふさがれ、水が道を流れていました。海沿いの集落に行く道は、土砂崩れを防ぐ金網で土砂が止まり、なんとか片側通行できますが、いつ大きく崩れるかわからない状況でした。竹虎の社員が数名住む中土佐町につながる国道は土砂崩れで通行止めになり、高速道路で須崎の町まで出てから、迂回して出社してもらうよう連絡をしました。
今まで崩れたことのない竹虎の斜め前の国道にかかっている橋の下は大きく崩れています。1998年の高知豪雨の時も降りましたが、今回は短い時間に多くの雨が降ったという感じで怖かったです。川をふさぐほど土砂が崩れてきているということで当然山の道や谷なども水があふれて壊れています。大雨も何度もありましたが、ここまで酷い被害は出たことがなく、これも近年の気候変動によるものだろうなと感じています。
あれからふた月が経とうとしていますが、酷い川の土砂を取り除いた他は何も手が付けられていません。隣町に繋がる国道は片側通行のままですし、国道にかかる橋のたもとは、崩れたところに土嚢を積んでいるだけです。
こういう状況ですので、市道とはいえ、自分たちしか使わないような山に向かう道を早く直してもらうというのは無理があるのかもしれません。10月には虎竹伐採のための準備で山にも入り始めます。今年の虎竹伐採は道を直すことから始まることになりそうです。