平年より5日、去年より26日早く高知県が梅雨入りしました。そういえば去年は梅雨入りが遅く、明けるのも遅かった分、夏が長く秋が短かったような記憶があります。梅雨という時期は正直あまり好きではありませんが、1年の中でも大変印象深い時期ではあります。
梅雨時は2年前の西日本豪雨が記憶に新しいように、水害の多い時期でもあります。雨が続き、川の水量が多い時にまとまって雨が降ると、川の氾濫が起きやすくなります。消防団に所属しているのでこの時期に激しい雨が続くときには、いつも須崎市を流れる新荘川の水位をネットで確認し、水防団待機水位まであとどれくらいかを確認したり、虎竹の里を流れる川の氾濫しやすい場所を見て回ることが日課となります。
そして湿気の多いこの時期に一番気になるのが、竹材のカビです。竹はもともと水分を持っていますし、湿気も吸いやすいように思います。カビの生えやすい商品にはいつも気を配っています。梅雨時の晴れ間にはこうやって、まだ乾燥しきっていない踏み竹などは天日干ししています。
竹の害にはカビと虫がありますが、それでもいつも使っていると早期発見できて、対処することが可能です。カビはすぐ拭けば取れますし、虫は熱湯消毒してもらえれば小さな穴が開くだけで、使用には全く問題ありません。竹製品はいつもそばに置いて、使ってもらうことが長く使っていける秘訣だと思うのです。