虎竹茶摘み

竹炭


竹の伐採時期は秋から冬にかけてとされており、今は伐採の時期ではありませんが、虎竹茶用の虎竹の葉っぱを取るために竹林の整理を兼ねての伐採をしています。


温暖化の影響とも言われていますが、竹林の色付きの悪い虎竹の割合が多くなってきています。虎斑竹特有の模様が出てはいますが、ほんの一部であったり、薄くしか出ていないものなど虎斑竹として使えないような竹を選んでの伐採です。竹を間引き、竹と竹の間隔を開けて太陽光をしっかり竹林にいれてあげることは虎斑竹の色付きにはとてもいいことです。


それと同時に立ち枯れている竹や雑草や小さな木を整理していきます。竹は成長力が非常に強いので、タケノコから3ヵ月で親竹と同じ大きさに成長します。でもその成長段階で立ち枯れの竹や小さな木と接触すると、それが竹の傷になります。荒れた山ではせっかく綺麗な色が付いている竹に立ち枯れ竹に擦ったと思われる傷があるのを見かけて残念に思うことがよくあります。


竹の色付きのためにも、傷防止のためにも山の整理は大変重要なことですし、次の伐採時に山に入りやすくしておくということも重要です。この取ってきたばかりの青々とした虎竹の葉っぱを今度は手摘みで取っていきます。おいしい虎竹茶になればいいなと作業をしながら楽しみに思うのです。