虎竹の伐採も今月いっぱいとなりました。竹は種類によって伐る時期は違いますが、だいたい秋から冬にかけての寒い時期に伐るとされています。この時期は水あげが少なく、竹が締まっており、養分も少ないということで腐りにくく、虫も入りにくいとされています。
この場所は山の頂上なのですが、長い竹が多く、下りていく道も狭いので、ここである程度の規格にカットしてから持ち帰ることにしました。この先は車は行き止まりですので、上がってくる車もほぼいないため、道をいっぱいに使っての作業です。
発電機と丸のこも持っていましたが、いろいろな大きさの竹を集めてきた順に色や竹の良し悪しを選別しながら切るとなると、手引きのほうが早いくらいだったので、結局全部手で引くことにしました。
普段は竹虎工場内に持ち帰り、切断場でカットする作業も、山の中でやるとまた新鮮な気持ちになります。一緒に行った若い職人二人と弁当を食べ、天気が良かったおかげで山の中でも照明を付けずにやれることに改めて太陽のありがたさを感じ、自然の中で、この虎竹の里の中で生かされていると感じた貴重な一日となりました。