虎竹の伐採シーズンに合わせて、焼坂の山道整備を行いました。今年は集中豪雨が多く、また短時間に集中して雨が降ることが多かったために谷を流れる水が山道に溢れた箇所もあり、例年以上に山道が荒れたと感じます。
イノシシや鹿などがエサを求めて山の斜面や山道を掘り返しているのも、もう一つの原因としてあるように思います。山の斜面から土が落ち、道は掘り返されて所々盛り上がっています。そのため踏み固められた道が柔らかくなり、山道を流れる水で掘れていきます。
困ったことではありますが、この山にこうして車の通れる道があることだけでもありがたいことで、おかげで山の頂上付近までトラックを乗り入れられ、虎竹を伐採し、運び出せることができます。車の乗り入れのできない遠い山からはワイヤーを張って、そのワイヤーを伝って竹を下ろしていた時期もありました。
一般の道路は綺麗に舗装されており、どこにでも車で行くことができるのが当たり前のように思っています。しかしそれは誰かが整備し、管理してくれているおかげでもあります。道が悪くなったとはいえ、そこに道があることに感謝し、大事に整備をしながら、この山道を大切に使っていきたいと思うのです。