虎竹の里の水鉄砲

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竹の水鉄砲といえば2013年に「ザ!鉄腕!DASH!!」で放送された長さ15mの巨大水鉄砲作りを思い出します。あのときは番組のADさん二人が1ヶ月もこの虎竹の里に滞在し、朝から夜遅くまで、一緒にどうやって巨大水鉄砲を作ろうかと考え、いろんな方法を何本も試作しながら作ったという楽しい思い出があります。


水鉄砲といっても今はプラスチック製のいろいろな種類の水鉄砲があるようですが、昔ながらの竹の水鉄砲も親子やイベントで手作りしたり、水の出かたもさまざまで、それはそれで味のあるおもちゃです。


節を一節つけて、その節に水の出る穴を開け、穴の大きさで水の勢いや出る量が変わり、押す棒に巻きつけたスポンジや布の感じで綺麗に水を押し出せるか、あるいは緩いと水が手元のほうにかえってきてしまったりと、簡単に見えてなかなか難しいおもちゃではあります。


水鉄砲を保育園の親子イベントで手作りをしたいので、材料がありませんか?とのお問い合せをいただきました。しかしお客様が思われているような白竹ではなく、ここは虎竹の里です。筒はもちろん虎竹で作り、押す棒は細い黒竹で作りました、


保育園児ですので、水鉄砲自体も初めて手作りする子どもたちがほとんどだと思うのですが、その素材自体も日本唯一の虎斑竹で、初めて見る園児がほとんどではないかと思うのです。水鉄砲作りの思い出と共に、虎斑竹という竹のことも少しだけでも知ってほしいと思うのです。