毎年恒例となっている大学生や専門学校生を迎えてのインターンシップが始まりました。今年は8人の学生さんが竹虎にやってきてくれました。2週間のうち、1週間は本社工場や店舗での実習、後の1週間はその実際に竹を扱ったりした体験をもとに、このインターンシップのHPを学生さんに作ってもらうといったプログラムです。
まず最初に驚かれるのが朝礼です。朝礼は単なる報告、連絡をする場ではなく、社員のベクトルを合わせ、仕事への意欲を高め、今日一日頑張ろうとスイッチを入れる場でもあると考えているので、元気な挨拶実習や意見を言い合うことを大事にしています。普段通りの朝礼ですが、学生さん達には非常に元気だと感じてもらえているようです。
必ずやってもらっているのが、虎斑竹をバーナーを使って油抜きをすることです。山から伐り出されたままの竹が釜であぶられ、油がにじんできたところを表面の汚れと一緒にウエスで拭き取ります。真夏の工場内での火を使った作業はとにかく暑く、学生達は苦戦しながらも、本当にまじめに取り組んでくれています。
教えないというのが自分の中での基本姿勢としてあります。当然仕事内容や意味は教えないといけないのですが、そこから先はこの作業を通じて学生さんに気づいてもらうようなインターンシップになればいいなと思うからです。
毎日少しずつ、学生さんと話をしたり、感想を聞いたりしながら、いろんなことを提案したり、目標を作ったりしていくなかで、気づかなかったことや、見えなかったものが見えて来ているようです。学生さんたちの成長が見えてくる毎日の感想文を読むのが楽しみなインターンシップ週間なのです。