旧暦の7月28日、今年は8月23日(土)となりましたが、安和天満宮の外神事の一つ、池川祭(いけごうさい)が行われました。池川祭は安和川が海に注ぎ込むところにある池川という淵の神様をお祀りする祭事です。いけごうという地名を池川と書くことをこの地域の何人が知ってるのかな?というくらいの小さな淵です。
天満宮外神事とは天満宮の外で行われる祭事で、このほかに龍王祭という、虎竹の里の一番奥にある水神様をお祀りする祭りがあります。外神事は天満宮宮司と世話役3人、宮総代が代わり合って参加するようなっている小さなお祭りで、あまり知られることはないのです。
しかしこの池川は竹虎工場のすぐ隣にある淵で、小さい時には竹の筏を浮かべて遊んだり、泳いだりし、今でも毎日この景色を見ながら仕事をしている大変馴染み深い場所なのです。またこの池川祭は竹虎工場に向いて行われるので、工場自体がこの池川の景色の一部になっているようにも感じます。
工場で仕事していると、トントンと太鼓の音が聞こえてきたので、すぐに池川祭に参列させていただきました。小さいお祭りですが、いつもながらの濱口宮司の丁寧な祭事に、知らないうちにたくさんのものに守られていることを再確認し、感謝する、私には大切な祭事となっているのです。