運動会シーズンが近づきました。今は少なくなりましたが、以前はたくさんの小学校で定番の競技だったマストのぼり用の竹を用意しました。これは大きさも強度も必要なので、大きくて厚みもある孟宗竹を使っています。
竹は真っ直ぐに伸びているイメージがありますが、倒してみると微妙に曲がっていたり、大きく曲がっていたりと、そうそう真っ直ぐのものはありません。たくさんの竹の中から苦労して4本を選別しました。
またマストのぼりという競技用のために、4本の大きさができるだけ揃っている必要があります。元の大きさもそうですが、伸びている先の大きさも揃えるようとすると、なかなかこれといったものがないのです。
真っ直ぐに伸びて、大きさの揃った竹を指定の長さにカットしたら、次は節の出っ張りを削ります。竹には節があり、多少出っ張りがあるために、それで登っている人が痛かったり、怪我をすることのないように削るのです。
節を削るのはグラインダーですが、最初は粗い目で荒削りをしておき、仕上げに目の細かいもので仕上げ削りをして、つるつるにして仕上げています。
この竹も先日の日曜日の小学校の愛校作業でPTAの方たちによってグランドの中に立てられたようです。グランドの中に竹が立ち、それを囲んで楽しく、にぎやかに運動会が行われている光景を思い浮かべると、なんだかうきうきした気持ちになるのです。