大雨に思うこと

虎竹の里


先日の台風12号の影響による大雨で、虎竹の里の安和川やあちこちの水路から水があふれだし、床下浸水した家も数軒ありました。農地改良による田んぼや水路の整理で、以前ほど水があふれるということはなかったのですが、今回の大雨での安和川の水量は今まで見てきた中で一番だと感じました。


警戒水域を超えたということで消防団の招集があったのが朝の5時。安和天満宮前の道路に川から水があふれ出し、道路が川になりました。あふれる以前に積んでおいた土嚢は次に見た時には、流れてしまい、道路を通行止めにして別の場所に土嚢を積みましたが、こんなことは初めてのことでした。


あちこちに並べた土嚢を撤収して消防屯所の中に積み上げ、入らないものは裏に並べて干していますが、ずっと天気が悪く乾きそうにもありません。その上、この週末にはまた台風の接近が予想されています。記録的な降水量で地盤も緩んでいますが、この土嚢をまた使うことのないように願うばかりです。


須崎湾の入り口に津波防波堤ができた後、そのななめ対岸にある安和の浜への台風時の波が高くなったと言われました。今回の川の水量も上流側にできた高速道路のトンネルの水が、低いこちら側に流れてきて、その分水量が多くなっているとの声も聞きます。


その真偽ははっきりとはわかりませんが、自然に人工的に手をいれたことにより、今までの状況とは明らかに変わっていることがあるようには思います。東北の地震を受け、須崎の津波防波堤が2.9mかさ上げされる予定です。その分、この安和にも何らかの影響があるかもしれません。


地球温暖化や人為的に変わっている自然環境をはじめ、保育園統合やその先の小学校統合問題があり、人口減による地域の荒廃や存続さえも懸念され始めているこの虎竹の里。地域の人たちと共にこの地域を守るということを本気で考えていかなければなりませんし、自分は何ができるかを考えていこうと思います。