最近はめっきり見ることが少なくなりましたが、竹虎本社工場ではまだまだ現役で頑張っているのが、このリアカーです。本社工場から少し離れた倉庫に置いてある材料や製品を取ってきたり、袖垣用の孟宗竹を竹置き場でカットして持ってくるのに、職人が使っています。
クルマを使うほどの距離でもなく、かといって人ひとりが担いで持ってくる量は知れたものですし、何かに乗せて来たいことは結構あるものです。そういう微妙な距離感や量や重さの物を運んでくるのにリヤカーはうってつけの道具なのです。
このリヤカーは自分が知っている限りでは2代目なのですが、先代が壊れて買い替える時に、まわりに売っていなくて困った思い出のあるリヤカーです。結局、知り合いの自転車屋さんにお願いして取り寄せてもらったことを思い出します。
一昔前は、クルマの免許を持っていない人が自転車の後ろにリヤカーを取り付けて、人力トラックとして使っているのをよく見かけたものでしたが、最近はめっきり見かけなくなりました。しかし竹虎工場では、まだまだ有効に、効率よく、エコな運搬道具として、ずっと活躍していきそうです。