竹にはご存知のように節があります。その節の間隔は根元の方は短く、先に行くにしたがって長くなっています。竹で何か物を作る時に、その節は竹らしさを強調してくれる大切なものとなってくれるのですが、場合によっては加工の制約をつくったり、節の凸凹が気になったり、手ざわりに影響する場合もあるのです。
商品を作る場合、一つの商品を作るために必要な材料と言うのは、ある程度限定されてしまいます。ある程度の長さの中に節が一つだったり、二つだったり、節なしだったりする事もあります。1本の竹の中から、その条件にあったものといえば、ほんの一部だったりするのです。
この丸切り竹は節なしで27cm、31cm、33cm、36cm、39cmの5段階に分かれているので、作りたい物に合わせてお選びいただくことができます。そうすることで使えない材料を出来るだけ減らして、無駄を省くことができるのです。
職人さんは特に同じものを作ることが多く、同じ規格の材料が多く必要になる場合があるので、こうしてカットして準備しておくのです。無駄を出さないことが、コストを下げることに繋がり、結局はお客様に少しでもお求めやすいお値段で提供できることに繋がっていくのです。