潮のにおい

竹虎


朝、家を出た時の潮のにおいで波が荒れているのが分かる日があります。先日の台風が沖を通った朝も、潮のにおいとなんともいえない空気のべとべと感が漂っていました。


竹虎の裏にはすぐ堤防があって、その向こうはもう海です。波が荒い時には潮が舞い上がり、このように山が白く見えるほどになることもよくあることなのです。外にいると潮でなんだか体がべとつく感じがあり、湿度も増えるために、大変過ごしにくい一日となります。


雨が降ってくれれば、その雨で潮も流されるのですが、晴れた日には車のフロントガラスには潮がべったりとついて、ワイパーを頻繁に使わないと前が見づらくなるほど潮が飛んで来ています。農作物への影響も多少あるのではないかと心配になることもあるほどです。


しかし、この日本唯一虎斑竹に綺麗な模様が出るのには、地中の菌とも言われていますが、この潮風もなんらかの影響があるのではないかと言われる方もいます。そう考えると、この嫌な潮風も悪くはないかなと思ってしまいます。