国によって様々な事情もあるかと思いますが、願わくば実現出来ないだろうかと思う事に入国カードの統一化があります。カード不要の国もあってホッと安心しますが、必要な場合には自分のような田舎者は、その国の様式を調べて一応記入に不自由ないつもりで行くのです。ところが、やはりひとつ、ふたつ項目が分からず
機内搭乗員の方のお世話になっています。
一度など、あれこれ聞いているうちに客室には誰ひとりいなくなって最後には「私が書きます」とキャビンアテンダントの方が全て記入してくれた事もあるくらいです。
記入欄も決して大きくありません。しかし、これからの先進国は高齢化社会に突入して小さい文字に不自由する方も増えてくるでしょう。ITも進化し続けている事ですから、事前登録できるとか、スマホ対応できるとか、もっと快適に記入しやすい工夫などが出てきたら嬉しいと思っているのです。
さて、そんな自分ですので先の世界竹会議のフライトではやはり初めて記入するメキシコ入国カードに戸惑っていました。しかし、いつになく気持ちにゆとりがあるのは今回初めてお供してくれている虎竹パスポートケースのお陰です。こうして持ち物で心から豊かになったり、余裕が出来たりするものなのです。
おっと、それでも、やはりキャビンアテンダントの方を呼び止めてしまいます。あれほど予習してきたのに、最新のカードに変わったのでしょうか?記入欄が微妙に違っているのです。そして、来られた方は必ず見慣れない虎竹に気がつきます。
「それはパスポート入れですか?素敵ですね」
そこで、待ってましたとばかりに日本唯一の虎竹の事をお話しさせてもらうのです。これは初対面方に名刺交換の際に虎竹名刺入れをご覧いただく時と同じパターンです。
最後には、国内線機内での足のムクミを、たまたま置いてあった青竹踏みで解消したキャビンアテンダントさんのお話しになります。気圧の関係で相当足に負担がある事もあるようですが、休憩時間にフミフミしただけで今まで履いていたパンプスが、他人の靴のようにブカブカになるくらいムクミが取れたそうなんです。日本古来の先人の知恵、竹の力というのは本当に凄いと改めて感じます。
そうこうしている間に、さすがに入国カードも仕上がって、メデタシ、メデタシです。