青竹踏みは日本古来の健康法のひとつで、足つぼを踏んで刺激を与えるだけなので、誰でも簡単に毎日の健康習慣に取り入れやすい。ある時、大学の泌尿器科の研究報告で頻尿の改善に役立つという報告されているのを知った。何でも、足裏の刺激が神経を通じて膀胱の働きを活性化し、血流が良くなるためらしいが、改めて青竹踏みのパワーを感じて毎日使ってみることにした。
竹を半分に割っただけのように見える青竹踏みだけれど、さすが老舗竹屋だけあって竹虎には青竹踏みも数種類あって、それぞれに特徴がある。一番の大きな違いは直径なので、初めて青竹踏みで足つぼマッサージを試される方は、大きくてアールがゆるめの孟宗竹を使ったものをオススメするようにしている。直径の小さいモノは、少し小振りな真竹で製作するが、アールが急な角度になり足つぼをピンポイントで刺激するから、上級者用の踏王(ふみお)と言う商品名で販売して人気になっている。実は細めの竹踏みは、適材が少なくてインターネットで探してもあまり見当たらないのだ。
ボクの場合は更に細い竹を選んで使っているのだけれど、足裏へのダイレクトな刺激が病み付きになってしまう。だから、自宅にも、職場にも置いてあり隙間時間でいつでも踏めるようにしている。そうして青竹踏み(足つぼ)を続けた結果、実は夜間に少なくとも一回はトイレに起きていたのが、すっかり最近は無くなって気がつけば朝になっている!
まだまだ若いつもり(61歳)だが、頻尿気味で飛行機やバスに乗る際に不安を覚えた事があるので、同じような悩みの方の気持ちが分かるようになった。たかがトイレではない、トイレのお陰で行動が制限されることの不自由さを知った。ところが、本当にそれが青竹踏みのお陰で解放された気分なのだ。
頻尿や高血圧の改善効果を得るためには、朝晩に2~3分ずつフミフミするのをオススメしている。土踏まずをしっかり刺激し、かかとやつま先もバランスよく使うことで、より効果を感じることができる。テレビを観ながら、ハミガキしながら出来るので肩ひじ張らず続けられると思う。ボクなど一家に一台、常備されているのが普通と思っていた青竹踏みが、近年は忘れられつつあったけれど、こんな形で復活して「竹のある暮らし」が多くの皆様のお役に立てればと思っている。
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