亀甲竹とは、まさに亀の甲羅のような形に竹の稈が変形した非常にユニークな竹だ。元々は孟宗竹の変異したものが固定化したものだが、これも土壌や気候によるのか、虎竹が虎竹の里以外では見られないように、成育地域から移し替えると育たない場合がある。あ、いやいや、生命力の強い竹なので育たない事はないのだけれど、虎竹の模様が付かないのと同様に、亀甲竹の場合は特徴であるコブが段々となくなっていくから面白い。
さて、そんな亀甲竹は形状の特異性から、様々な竹器や室内装飾に取り入れられてきた。昭和の時代には、お花を習う方も多かったので亀甲竹の一輪挿しなども沢山製造されていたが、すべて自然の意匠だから当然同じものはふたつとない。
特徴のある脹らみのる竹もあれば、普通の円柱形のものもある、そして太さまバラバラだ。
そこで、色々な形やサイズがある事を知って頂いた上で、お客様にご紹介させて頂くようにした。
当社おまかせになるので、どんな竹をお届けできるかはお楽しみだけど、モノによったら半額になっているものまである。それでも、お使いいただける方の手元にあった方が竹たちも幸せというものだ。
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