高知は島国四国にあるので、県外に車で出かける場合、橋を渡るか、それともフェリーに乗って行く事がある。先日も、移動でフェリーに乗る機会があったのだが、事件はそこで起こった!?
長距離を運転してきたので、船内で少しでも休もうと思い横になった。週末だったせいか、いつもよりお客様が多くて混みあっているようだ。ワイワイと話し声が聞こえて来るので、ちょっと気になった。そこで少しでも快適に寝られるようにと、愛用の竹炭アイマスクをかける事にしたのだ。これは、たまに使っているのだが、割と寝心地がいいし、竹炭の遠赤外線効果と、やわらかいフィット感が相まって、リラックスできる。
そんなこんなで、フェリーの出航とともにアイマスクを装着、いつの間にやらグッスリと眠ってしまっていたようだ。ところが、ハタと気が付いて目を覚ましてみると、 「あれ?人がいない...?」。老夫婦の方や、家族連れのお客様も沢山座っていたのに、ゴロ寝の二等客室は静まりかえっているのだ。
まさかっ!と思って、急いで荷物をまとめて下の車両甲板に降りてみると...何!乗用車はじめ、大型トレーラーも沢山載っていたはずなのに、全ての車が出てしまって、広々とした中にボクの車だけがポツリと残されているではないか。いやいや、驚きました(笑)
目的の港に到着した時の館内放送や音楽にも気づかず、本当に熟睡してしまっていたのです。まさに「竹炭アイマスクの威力恐るべし!」だった。それにしても、乗組員の方の姿もないけれど、船員さんも呆れてそのまま放置されていたのだろうか?あまりに、見事に寝てしまい、取り残されているので可笑しくなって笑えるほどだ。
しかし、これが船だからよかった。電車や新幹線なら、眠ったまま一体どこまで行くか分からない。飛行機か、船か、目的地でしっかり停車する乗り物以外では使わないと決めた竹炭アイマスクだ。
忙しい毎日に、ちょっとした癒しと上質さをプラスされないだろうか?今ではレアな素材となったスズ竹で丁寧に編まれた六ツ目丸籠は、お一人様に特におすすめのアイテムだ。その魅力を、ぜひご紹介してみたい。この丸籠は、小振りなサイズ感が特長だ。お一人分の食器を洗うにしても、果物や野菜の水切りに使ったりしても、ちょっとした小物入れとしても便利。キッチンやリビングの隅に置くだけで、自然素材ならではの温かみが感じられて嬉しくなる。
軽量で持ち運びも簡単というものイイ。スズ竹は、東北地方などの寒冷地で育つ、細いけれど粘りとしなりのある竹で、手に取るとその滑らかな手触りに驚くことだと思う。細やかで美しい伝統的な六ツ目編みは、職人の技術の結晶。その自然な風合いが、使うたびに心を癒してくれそう。
日々の暮らしを大切にされたい、そんな方ににも、このスズ竹丸籠をお使いいただきたい。お気に入りの果物を盛るだけでも、テーブルが華やかに。日常の中で「ちょっといいもの」を取り入れることで、暮らしの質がぐっと上がるのだ。
スズ竹丸籠は、持続可能な天然素材で作られたエコ素材だ。日本で昔から愛用されてきた安全な素材は、環境にも優しい。伝統技術を守るという意味でも、この籠をお使いされる事には意味がある。
自然素材の温もりと、落ち着いた定番のデザインは、現代の暮らしのに融合して誰かのライフスタイルを上質にするに違いないと思って笑みがこぼれてます(笑)。
自然の力で健康と美容をサポートする「竹炭パウダー」。このたび、新春特別無料プレゼントとして300名様限定でキャンペーンを開始をしたら、案外と好評で今確認したら残りはあと79個となっている。竹虎の竹炭パウダーは、四国産の孟宗竹を使用し、竹炭専用に改良した昔ながらの土窯でじっくり高温焼成させたものだ。その竹炭を、15ミクロンの微粉末に加工し食品添加用として現在様々な用途にお使いいただいている。
竹炭パウダーは、無味無臭であるため普段の食品に気軽に取り入れることができるのが良い点だ。一般の方なら、パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子に加えれば、真っ黒なスイーツが出来上がるし、うどんやラーメンなどの麺類に練り込まれている店舗様がある。竹虎では、もっと手軽にコーヒーなどの飲み物に溶かして飲用するのを習慣にしている社員もいる。
竹炭には、天然ミネラルが豊富に含まれており、カルシウムや鉄分などを補給できるほか、腸内の老廃物を吸着して体外へ排出するデトックス効果が期待されている。これにより、腸内環境を整え、便秘改善などに役立ったとのお声も多く頂戴しているのだ。少しづつではあるものの、成長が早い竹は環境にも優しく持続可能な資源として見直されている。地元の豊かな竹資源を活用した竹炭が、多くの方の健康的な暮らしに役立ち、また活用されればと思っている。
初めての方は、無料お試しできるので是非こちらから
→ 先着300名様限定無料プレゼント!四国産孟宗竹使用、無味無臭のお試し竹炭パウダー(15ミクロン)10g
現在、大分県立美術館(OPAM)で生誕120年・没後50年企画として開催されている、生野祥雲斎展で思い出した竹花籠がある。父の知り合いだった竹工芸士の方が大切に持たれていたもので、そう言えば確か生野祥雲斎の作だと聞いた事があった。
お借りして写真を撮らせていただいた時に確認してみると銘も入っていなかったが、若かりし頃の作品だという事だった。
はじめて竹の世界で人間国宝となった生野祥雲斎さんは、どれだけ日本の竹職人に勇気を与えてくれただろう。それだけでも功績は大きいと思う。
「竹は竹林にある時が一番美しい」そんな竹への想いがあった同氏の籠だからだろうか、全体から醸し出される雰囲気や、竹のあしらいは目を見張るものがある。
こんな籠にしてもらえたのだ、竹の方も喜んでいる。
亀甲竹とは、まさに亀の甲羅のような形に竹の稈が変形した非常にユニークな竹だ。元々は孟宗竹の変異したものが固定化したものだが、これも土壌や気候によるのか、虎竹が虎竹の里以外では見られないように、成育地域から移し替えると育たない場合がある。あ、いやいや、生命力の強い竹なので育たない事はないのだけれど、虎竹の模様が付かないのと同様に、亀甲竹の場合は特徴であるコブが段々となくなっていくから面白い。
さて、そんな亀甲竹は形状の特異性から、様々な竹器や室内装飾に取り入れられてきた。昭和の時代には、お花を習う方も多かったので亀甲竹の一輪挿しなども沢山製造されていたが、すべて自然の意匠だから当然同じものはふたつとない。
特徴のある脹らみのる竹もあれば、普通の円柱形のものもある、そして太さまバラバラだ。
そこで、色々な形やサイズがある事を知って頂いた上で、お客様にご紹介させて頂くようにした。
当社おまかせになるので、どんな竹をお届けできるかはお楽しみだけど、モノによったら半額になっているものまである。それでも、お使いいただける方の手元にあった方が竹たちも幸せというものだ。
この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」の昨年11月23日の記事でアトピーと冬の肌着と竹炭石鹸で、化学繊維のインナーについて書かせて頂いた。南国育ちでボクのような寒さに弱い方には、ヒートインナーは冬になくてはならないモノだと思う。しかし、温かい反面、皮膚の水分を吸って発熱する仕組みなので皮膚が乾き過ぎてしまい肌が敏感になってしまうから、アトピー体質の方は注意が必要だ。
特に、肌が慣れてなかったせいだろうか?寒さに我慢できなくなって着始めるタイミングがボクの場合には症状がひどくなる。今回は、パンツも着用しだしたので足もこのような感じになってしまった(見苦しくて申し訳ございません)。そこで、この冬は、化学繊維のヒートインナーから綿素材の下着に替えてみた。
すると、少しづつ肌の痒みが少しおさまってきたようだ。綿素材も吸湿発熱という点では同じだけれど、化学繊維と比べて肌の油分を過剰に吸収することが無くて肌にやさしい素材なのだ。帯電しにくく、冬の定番パチパチの静電気が起こりにくいのも良い。朝晩の冷え込みが厳しい中、温かさは少し劣るかもしれないが、肌への負担が少ないことは、ボクにとっては何より有難いと思っている。
しかし、下着を変えただけで完全に症状がなくなるわけではなく、少しでも肌を癒やすために取り入れて頂きたいのが、竹酢液を入れたお風呂だ。竹酢液は竹炭を焼き上げる時にでる煙を冷やして採取したもので、3±0.5と酸性で殺菌力が強くて、昔から色々な使われ方をしてきた。湯船にキャップ4~5杯ほど入れて入浴剤として使うと、独特のスモーキーな香りに癒され、湯冷めしにくくなる。
スキンケアに気を使われる方は、関心があるかと思うけれど、薪のお風呂を思い出して懐かしいと非常に好まれる方がいる一方、竹酢液の香りが、どうしてもダメな方もいる。好き嫌いがハッキリ分かれるものなので、最初は小さい150mlのお試しサイズ(約4回分)をお求めされるのがオススメだ。
竹炭石鹸、綿の下着と竹酢液のお風呂、それらを組み合わせることで、かなり肌の状態も落ち着いてきたように思う。ただ、竹酢液にしても過信は禁物で、薬ではないので皮膚科でもらったステロイドなども適度に使いながら併用するのが一番だ。ボクも経験があるけれど、痒みは簡単に考えていたら、普通の生活ができなくなるぼど酷くなる事もあるのだ。肌トラブルに悩んでいる方が少しでも快適に冬を過ごせますように願っています。
2025年の新春挨拶状は、松の内を過ぎてからお届けしたいと思っていたので少し遅れての発送となった。昨年の10月に切手代金が上がった事もあってか、届いた年賀状には今年で最後にするというお知らせが本当に多かったけれど、竹虎は1985年からずっと続けている恒例行事のようになっているので、出来れば出せるうちはお送りしつづける覚悟だ(笑)。
さて、巳年にちなんで編み込んだ虎竹蛇籠を「特大」と呼んでいる。しかし、実は蛇籠は元々大きな石を詰めて編み込んだものを護岸用等として用いていたものだから、本来はこの程度のサイズ感なのだ。
あえて「特大」と呼んでいるのは、現代では蛇籠など知らない方ばかりだと思ったからだ。せいぜい、このような蛇籠をモチーフにした箸置きや、あるいは、花籠くらいしか知られていないだろうと思っていた。
実は、箸置きや花籠なども、あまり存知上げない方がいて竹の事はいよいよ忘れられているなあと痛感したのだが、そんな籠の中にボクは入っていった。
中から見ると、こんな感じだ。本当にここから抜け出そうとしても竹の堅牢さに阻まれて容易ではない。
入口をしっかり編み込んで、遂に出られない状態になった。
この新荘川は、日本で最後にニホンカワウソが見られた清流で鮎釣りでも知られている。ちなみに、地域のゆるキャラしんじょう君がカワソウなのは、このためだ。
毎年、撮影は写真家のミナモトタダユキさんにお願いしている。小さな田舎の竹屋まで、東京からカメラマンさんにお越しいただくのは恐縮なのだが、出来あがるハガキが全く違うのだ。
そんな一流のミナモトさんが、少し撮影した後に不敵な笑みを浮かべながらやって来る。
嫌な予感がしたが、案の定だ。深みに連れられていく、どうしようもない。
倒されたり(笑)
立てられたり(笑)
また、倒されたりして、撮影は終わった。
岸に運んでもらう、編み込みを解いて外に出た。
全身ビッショリで、こんな感じだ。
気持ちのいい、最高の一日だった。できあがった新年挨拶ハガキは、昨日あたりには全国に届いたようで、沢山の反響をいただいている。それも、カメラマンの腕と、この社員と虎竹のお陰だ。
新年が始まった、今年も恒例となっいる虎竹の里ウォーキングで焼坂の山に向かって歩き出す。待てよ、今朝も何て穏やかで気持ちのよい青空だろうか。こうして新春の峠越えをするようになってから、お正月にはいつも晴れ渡った青空が広がり、清々しい気持ちにさせてくれる。本当に、高知の自然に感謝だ。
朝の光が差し込んでいるこの特別な竹林は、先人たちが守り続けてきた伝統と思いを感じさせてくれる特別な場所であり、キリリと気持ちが引き締まりながらも、妙に温かく、心をリフレッシュさせてくれる。虎竹の里には四季折々の美しさがあるけれど、初春の静けさと澄み切った空気感は本当に格別なのだ。
ひんやりとした風と山の香り、ウグイスの声にまじってキツツキがリズミカルな音をたてている。ドラムを叩いているようだと思って調べてみたら、本当にドラミングと言うらしい(笑)。道の脇には、年末まで忙しく働いていた虎竹運搬機が休んでいた。
少し竹林の小道に入って、竹の葉が風に揺れる音や足元の柔らかい土の感触を楽しんでみる。これが、この地域でしか成育しない虎竹を生み出す大地なのだ。伐採され山出しを待つ竹の色合いはどうだろうか?これは、いい色合いの虎竹!製竹されてからが楽しみだ。
虎竹の里を歩く時間は、年初に自分自身や自然、そして何よりも先人と向き合う大切な時間だ。今年で131年目となる竹虎は、どうだろうか?ハラハラしながら見守ってくれているのではないか。竹の成長に比べて、自分はどうか?
先に進んでいると、虎竹のトンネルの向こうから太陽の光が差し込み祝福されてる気になる。こんな竹たちと、今年も一緒に歩んでいきたい、そして多くの方にもこの竹や竹文化の素晴らしさをお伝えしたい。
何度来ても、虎竹の里は訪れるたびに新しい発見を与えてくれて、前を向く力を授けてくれる。こんな場所があるなんて、きっと当たり前ではない、今年はしみじみそう思いました。
皆様、2025年が始まりました、今年も何卒よろしくお願いいたします。さて、そこで新年になったのに今年の新春挨拶が届かないなあ、と思われている方はいないだろうか?もしかして、近年流行りの年賀状じまいしたのだろうか?いやいや、実はそういう訳ではありません。竹虎の新春挨拶状は1985年から、写真付きでお送りさせて頂いている。
そもそも、中学高校と全国から生徒の集まる全寮制だったし、大学の友人達とも卒業すれば会う機会は少ないだろうから、一年の報告という意味で、節目の新年に年賀状として送り出したのが最初だった。増えたり、減ったりしながら今年も4000通近くを発送する。巳年にちなんで、あまり皆様には馴染がないと思われる蛇籠をモチーフにしている。蛇籠は竹編みの中に石を詰めて、河川の大雨対策に使われてきたものだ。
年明けから穏やかな日が続いているが、今年もどんな事が起こるか分からない。どんな洪水にも耐えて虎竹の里を守れる蛇籠になりたい。皆様のお手元に届くのは、松の内が明けてからになると思っています。