一閑張り塵取りの魅力

一閑張り塵取り、竹虎四代目


黒竹柄の棕櫚箒や、虎竹柄の座敷箒があるので、一緒に使える塵取りを前々からずっと思い続けてきた。なかなか良いものが出来ずにいたのだが、ようやく軽量で扱いやすく、高い耐久性を誇る逸品ができあがった。竹や木などの素材に和紙を貼り重ね、その上から柿渋や漆を塗る日本の伝統技術である一閑張りの技法で作られた、楮(こうぞ)100%の和紙と、特産の虎竹を使用した塵取りだ。


一閑張り塵取り


大小と2つのサイズがあり、自然素材の美しさと使い勝手の良さを兼ね備えているので、竹と和紙の温かみを感じながら日常の掃除をちょっと特別な時間に変えてくれそうだと思う。


一閑張り塵取り


持ち手には、唯一無二の虎模様が特徴の虎竹を使っている。塵取りに自然の美をプラスし、手にしっくりなじむ心地よい質感を感じて頂ける。


一閑張り塵取り


塵取りに使われる和紙は、柿渋を塗り重ねて強度を高くしている。更にお使いいただいている内に、経年変色して深みのある色合いになってくるので堪らない。


一閑張りはりみ


伝統と実用性の融合させたようなシンプルなデザインは、現代の生活にマッチして実用的なだけでなく、美しい見た目がインテリアとしても存在感を放ちそうだ。身近に置いて毎日使うものだからこそ、好きで気に入ったものをご愛用いただければ、お掃除も楽しい時間になってくる。職人の技と、伝統的な日本の素材へのこだわりを活かし、見た目と使いやすさを両立させた逸品だ。





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