なぜ持続可能?人と環境にやさしい?女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞

女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞


竹虎は「21世紀は竹の時代」だと言ってきた、1985年からなのでもう40年近く伝え続けて来たことになる。サステナブルという言葉を口にするようになり、持続可能な社会への取り組みを考える機会が増えているが、まさに、わずか3カ月で20数メートルに成長し、伐採しても地下茎が伸びて次々と筍が生えてくる竹は継続利用可能な唯一の天然資源なのだ。


竹炭の洗い水


加工性の高い竹は、昔から様々な製品に加工されてきたけれど、竹炭にすれば更に活用の幅は広がる。今回、女性のあした大賞「SDGs賞」を受賞させて頂いた100%天然成分の竹炭の洗い水は、敏感肌や手荒れに悩む女性に届けたい洗濯用洗剤だ。徐々に注目を集めてきているものの、実は全く新しい製品ではなく、元々は田舎のおばあちゃんがカマドの灰を持って来て、大きなタライの中の水に溶かして洗濯板でゴシゴシ洗っていた、お洗濯を現代風に使いやすく機能的にしたものなのだ。


女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞


今回の会場は、表参道というお洒落な場所柄で、日頃会う機会のない都会のインフルエンサーの方々とお話しできたのが本当に嬉しかった。


女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞


肌荒れや敏感肌、アトピーの方にオススメしたい、界面活性剤や香料、蛍光剤、柔軟剤などを含まない100%天然成分と言うのはご理解いただきやすいと感じた。


女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞


繊維に残る合成洗剤の界面活性剤の心配がないから、すすぎ1回で電気、水の節約になり環境負荷が少ないというのもお伝えしやすい。


女性のあした大賞「SDGs賞」優秀賞


ところが、竹がどうして環境と関係があるのか?本当の意味での「SDGs賞」が、もしかしたらお分かりいただけていないのかも知れない。


女性のあした大賞2024


日本人と竹は数千年の付き合いがあり、竹のない暮らしは考えられないほど密接に支えあっていた。他所の土地に移り住む時には、まず家の近くに竹根を植えたと言う話もある。


女性のあした大賞2024


だから、今では誰も住んでいない山深い場所に、ポツリと竹林が遺されていて古人の生活を偲ぶこともある。


孟宗竹


そんな竹が、わずか40年、50年の間にプラスチックに置き換わり、日本人に忘れられた。忘れられたと言っても、そう簡単に思い出せるものではない事が今回の交流で分かった。若い世代の皆様にとっては、全く未知の素材であり、遠く離れすぎて考えた事すらないモノ、それが竹だ。


2優秀賞


世界的には見直されていて欧米では人気も高い竹が、本家の日本で誰も知らないのはどうだろうか?ボクの周りには声が届いていたとしても、それは本当に小さな世界であり、井の中蛙だったと痛感している。「NO BAMBOO NO LIFE」、これから本気でやらねばと静かに燃えてきた。


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世界竹機構(World Bamboo Organization)から任命された、日本に二人しかいない世界竹大使としても、今は危機感しかない。



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