来年は、EXPO2025大阪・関西万博が開催される。思えば前回の大阪で日本万国博覧会が開かれたのが1970年だから54年も前の事だ。万博記念公園には今でも岡本太郎の太陽の塔がそびえているけれど、あの場所で家族と撮った写真がアルバムに貼られている。今回の万博は、大阪市此花区の夢洲で「いのち輝く未来社会のデザイン」、あの少年時代に感じたワクワクするような躍動する時代感がきっとあるはずだ。
そんな、せっかくの機会に展示のチャンスをいただけるようなので、世界竹会議でメキシコや台湾まで運んで走らせてもらった、虎竹電気自動車「竹トラッカー」が出動する(笑)。
それはそうと、大阪万博の古い写真を見ていて、いつも思うのはボクの被っている帽子だ。EXPO70と書かれた、色々な国の民族衣装を着た人たちが並んだ国際色豊かなものを買ってもらい、いつも愛用していた。万博の会場はもちろん、高知に帰ってからも毎日毎日被っていて、白い帽子が真っ黒くボロボロになっても使っていた。
ある時(確か小学校4年生)、校長室に呼び出された。一体何だろうと思っていたら、「その帽子を、いい加減に捨てなさい」と校長先生に諭されたのを今でも覚えている。モノを大切にする事は、誉められそうなものだが、それ以上に見すぼらしくなっていたのだろう。ボクは幸せものだ、良い思い出を沢山いただいている、初代宇三郎も祖父や父が笑っている。
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