車で知らないところを走っていても、気になる竹林ではついつい立ち停まってしまう悪いクセがある。この竹林もそうだ、何という事はない何処にでもありそうな、手入れされていない少し鬱蒼とした竹藪が気になってハザードランプを付けた。
暫らくは人手が入っていない様子の、立ち枯れした孟宗竹が目立つ普通の竹藪だ。このような場所にくると、やはり蚊が多い、さっそく耳元に嫌な音が聞こえてきた。同じ竹林でも、手入れされた虎竹の竹林などでは蚊がほとんどいない。
そうそう、竹酢液の蚊除け効果を実証しようとして竹林に入ったものの、あまりにも蚊がいなくて実験を中止したYouTube動画があるくらいなのだ(笑)。
まあ、それはさておき。孟宗竹の竹藪の向かい側には同じ竹かと思いきや、立派な真竹が伸びている。太い真竹の材料が無くなって編めなくなる籠もあるので、このサイズの真竹をみると少し伐りたくなってくる。
さて、この孟宗竹と真竹の間には一本の舗装された道路が種類の異なる竹を分けるように通っている。竹は成長力が強く、根が縦横無尽に伸びて森林を侵食すると言われるけれど、このような道を境にしてお互いの棲み分けをしている。もっと小さな人が歩けるくらいの道であっても案外お互いが侵食する事はないので不思議なものだ。
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