虎竹とは、独特の模様が特徴の竹であり、古くからその美しさを高く評価されている。江戸時代には土佐藩山内家への年貢として献上されていた記録も残る由緒ある竹でもある。この虎竹の里の自然環境で育まれた虎竹は、しなやかさと強さを兼ね備えているので、特性を活かし花籠などにも多用されてきた。
赤染めは、虎竹の持つ自然な模様を際立たせるために選ばれた技法だ。深みのある赤は、見る人に温かさを感じさせ、花を生けることでさらにその美しさが引き立つ。色とりどりの花が映えるこの水盤は、どんな空間にも華やかさを加えてくれると思う。
竹虎の願いは、この赤染亀甲水盤を通じて、皆様の生活に潤いを感じてもらう事だ。花を忘れてしまった生活をされていないだろうか?花を一輪でも生けることで心が和らぎ、日々の暮らしに彩りが加わる。季節の花を楽しみながら、自然の美しさを感じていただければと思う。
老舗竹屋として、私たちは竹の魅力を伝え続けている。赤染亀甲水盤は、単なる花籠ではなく、心豊かな暮らしの一部として欲しい。あなたの生活空間に取り入れて頂くと自然の美しさと共に、ほんの少し潤いある日々を過ごしていただけたら嬉しい。
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