日本和文化グランプリ奨励賞、空気清浄機「竹風」

空気清浄機「竹風」


竹の仕事では、いつも身に染みて感じている事ではあるが、日本の伝統文化は日常から遠く離れてしまって、次世代への継承が大きな課題になっている。そこで、特に若い皆さんが自国の文化に誇りを持ち、世界と交流できる環境を整えることが重要だと言う事で、持続可能な伝統文化の発展を目指す日本和文化振興プロジェクトが設立されている。


大きな活動のひとつに、アワードイベント「日本和文化グランプリ」の開催があり、次世代の職人、アーティストに光を当られているのだ。実は、この度日本和グランプリ2024にて、竹虎の空気清浄機「竹風」が見事に奨励賞を受賞させていただく事になった。


空気清浄機「竹風」


審査員には、昨日朝のニュース番組で拝見したばかりの、東京大学名誉教授・日本文学研究者のロバート キャンベル氏はじめ、高名な方が名前を連ねられている。中でも気になった方がおられて、それが能楽小鼓方大倉流十六世宗家の大倉源次郎氏だ。能楽に特別興味がある訳ではないものの、能楽と歴史の関わりを話をされているのを一度拝見した事があり、非常に興味深かったので強く印象に残り続けている方だ。


空気清浄機「竹風」


大倉源次郎氏の講評を読むと、「生活空間に『竹風』が訪れることで、そこにいる人々が目には見えない風の尊さと竹の存在に気づくきっかけになるのではないかと考えます。」とまさに、自分が製作にかけた思いがそのままに語られていて嬉しくなった。





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