竹資源があるのは何も竹林に限った事ではない、竹虎の工場内にも製品加工にできず活用されない竹が少なからずある。竹は、もともと竹根からはじまり、稈(幹の部分)、枝、葉まで全て活かしきる事のできる素材なのだ。そこで、使われていない端材について、もれなく竹炭にできる伏せ窯を作る事にした。
竹炭窯にも土窯や鉄窯、キルン窯や耐火レンガ窯など色々種類があるが、伏せ窯は炭焼きの原点のような一番古く原始的な窯で、世界中で同じ技法で炭が焼かれていると聞いた。
そう、ちょうどポーラス竹炭と同じような簡易的な焼き方だ。
余っている竹材はサイズも様々だが、形状や長さを気にする事なく焼いていけるのが良いところだ。
火の具合を見ながら焼き続けていると6~8時間くらいで竹炭がいっばいとなってくる。
放水して火を止めるのはポーラス竹炭と同じ。
ただし、伏せ窯の場合は、ここから鉄板で上を塞ぎ、継ぎ目を練った赤土で塞いで空気を遮断する。窯が冷えるまで数日置いてから出来上がりだ。
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