虎竹蛇篭のその後

虎竹蛇篭、竹虎四代目(山岸義浩)


蛇籠とは、円筒形に編んだ竹に石を詰めて河川の護岸などに用いられていた。最近は集中豪雨が各地であるから、日頃は美しい流れが一変して増水する川の恐ろしさは皆様よくご存知だと思う。そんな激流に耐えて使用されてきたのだから、竹の強靭さは凄いものがある。


虎竹蛇篭


もちろん、近年では竹の代わりに鉄線が使われているけれど、基本的に昔と変わらず護岸用にされているのを見かける。


虎竹蛇篭


さて、そんな蛇籠を虎竹で製作する事になったのだが、中に入れるのは石ではなく人だ(笑)。


虎竹蛇篭


職人みずから中に入って、寝心地を確かめている。


蛇籠


立ててみると、こんな感じ。内側に和紙でも貼って灯りがついたら、大きな提灯になりそうだ。


虎竹蛇篭、竹虎四代目(山岸義浩)


自分も負けじと入ってみるけれど、不自由さよりも、竹編みだから心地がよい。


虎竹蛇篭、竹虎四代目(山岸義浩)


こうして捕らわれの身のまま、一体とごに運ばれるのか?その後のことは来春公開(ずいぶん先で申し訳ございません)。



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