やはり国産!使い込まれた山葡萄手提げ籠の修理

山葡萄手提げ修理


これは竹を使った買い物籠ではない、好きな方にはとことん人気のある山葡萄手提げ籠バッグだ。自分が学生の頃には、一般にはほとんど知られてなくて、倉庫の片隅に積み上げられた籠が一山いくらで売買されていた。そんな夢のようなお話もあるけれど、その丈夫さ、経年変色の美しさが知られるようになると、海外で製造されるほど流通する自然素材の籠のひとつとなっている。


山葡萄手提げ修理


ただ、やはり国産で昔ながらのシンプルな網代編みのものに魅力を感じる。技巧が目立ち過ぎる編み込みは好みではない。長年使うものは、「好き」が一番大事なのだ。使えば使うほど風合いの良くなる山葡萄も、やはり底の四隅は傷みやすい。


山ぶどう買い物籠修理


実は、これだけ大きな穴が開いているので、職人によってはサジを投げられてしまっていた。だが、しかし、ここまで愛用してきた山葡萄だけに何とか修理してさしあげたい。


山葡萄手提げ修理


そんな一心が縁巻など細かい手直しにも活きている。


山葡萄手提げ修理


輸入の籠は手直しする所を探すのに苦労されていると聞く。国産はもちろんだが、たとえ海外の籠であってもお客様にとっては大事なパートナーのようにご愛用になっているのを見れば、何とか修理したいとお引き受けする事が多いのです。





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