竹林で見る竹は真っ直ぐに伸びて気持ちがいい、強い風にもしなって折れない強さにいつも憧れる。でも、その強靭さはどこから来るのか?といえば、決して目立つことのない地下茎にある。
竹根は地面の下で縦横無尽に伸びて、それぞれの竹と繋がっているが、この竹根がまた丈夫。
印鑑などに使われるのは、竹の地下茎の部分だ。
竹根を活かした香合は、使わずともインテリアにできるほどの存在感だ。
竹根は虫が喰く事が多く、管理が難しい。大きな竹根を数年乾燥させて削りだし漆で仕上げた茶碗は、それぞれ景色が違って本当に面白い。
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