虎竹地方車を飾る六ツ目編み

虎竹地方車を飾る六ツ目編み


いよいよ今週の金曜日の前夜祭から土曜日、日曜日の本祭、そして後夜祭と続く南国土佐の夏の祭典4日間のよさこい祭りが始まる。今年は、コロナが明けて初めての本格的なお祭りであると同時に、カレンダーを改めて見ても本祭がちょうど週末に重なっていてる最高の日程だ。須崎市民で構成する地元チーム「すさき~真実(まっこと)」さんも、踊り子が昨年の倍近い100名との事だったけれど、この日程の良さも関係しているのかも知れない。


虎竹地方車を飾る六ツ目編み


とにかく、久しぶりの全開のよさこいに、多くの県民や観光の方々も大きな期待を寄せて盛り上がっている。昔から厄除けや魔除けの意味あいでも多用されていた竹編みで、それら悪い物を吹き飛ばし、よさこいや高知の明るい「暁」にできればと思っている。


虎竹地方車を飾る六ツ目編み


それにしても、どうだろうか?いつもは、それぞれが自分の仕事に向き合い、ともすればバラバラにいる職人たちが、地方車製作ではずっと一つの方向を見て力を寄せあっている。「これは、間に合わない!」なんて、弱音を何度か吐く事もあったけれど、ずっと聞き流してきた。


須崎真実、虎竹地方車を飾る六ツ目編み


もう忘れているかも知れないが、ボクはハッキリ覚えている「ザ!鉄腕!DASH!!」 ~100人で押す竹の水鉄砲に挑戦~である。あの時も、日本中の竹屋が絶対に無理だと断った仕事を、自分たちが引き受けてやり抜いた。


よさこい祭り地方車六ツ目編み


まあ、何よりオモシロイではないか(笑)。笑うという文字は竹冠であるように、竹は人を楽しませる、喜ばせるものなのだ。この地方車だって、地味で目立つ事はなくとも、きっとご覧になる方々を楽しませる事は間違いない。


すさき真実よさこい祭り


今日は、この編み込みのはみ出しもカットするけれど、車体の規制内なら竹編みを残しておいたほうが格好が良いだろうか。



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