いつでも、どこでも手軽な伝統の健康器具、青竹踏み

青竹踏み


皆さん、青竹踏みをご存知だろうか?もちろん、ご存知の方は多いと思う。竹を半分に割って、竹の自然のカーブを活かして足裏のツボを刺激する昔ながらの健康器具。自分の感覚では、一家にひとつくらいはあると思っていた青竹踏みなのだが、ある時、若い学生さん達が全く知らない事を知って、衝撃を受けて製造販売に力を入れて来た。実はもう、20年以上も前の事になる。


しかし、竹を半分に割っただけの簡単な製品に見えるのだが、竹伐採をする職人さんが激減している中で、このような単純で安価な製品ほど大量に扱うことは難しい。自然の竹は太さが様々だから、まず同じ頃合いの竹を集めるのが大変なのだ。さらに竹虎の場合だと40センチの長さの中に、竹節を二つ入れて強度をとっているのが大事な所。輸入品は論外としても、同じように見える国産の青竹踏みでも一節のものが多いようだ、一節だけ入れるのであれば比較的に製造は簡単になる。


青竹踏み


何故かって?竹は元の方ほど節間が狭く、ウラ(先端)の方ほど長くなるからだ。同じ長さの中に二節入れようとすると、長い竹の中でも極一部分しか使えなくなるのだ。使用できない他の部材を、何かに加工できる竹材業者でないと製造できない。さらに、管理の難しい竹にはカビや割れ、虫など多々あって、梅雨の晴れ間を見て天日干しさせるなど苦労を考えれば、利益はない。ただ、青竹踏みは誰が見ても竹と分かっていただけるので、これを多くの方に手にしてもらって、少しでも竹に親しみを感じてもらえたらという、その一心なのだ。


青竹踏み


さて、この取り組みを始めた頃に、たまたま国際線の元CAの方(カリスマブロガー)に紹介いただいた。飛行機の中は気圧の関係で足がむくみやすいらしい、そこで休憩時間に青竹踏みを使うと、まるで同僚のパンプスと間違えたのかと思うほど、むくみがとれたそうだ。このブログがアップされた時には、品切れになる程お問い合わせ頂いて驚いたけれど、それがひとつの弾みとなって、ずっと今に続いている気がする。




竹虎のFBページでは、お陰様で動画だと数万回ご覧いただけるほど、多くの方にお越しいただけている。もし、皆様の中で青竹踏みをご存じない方がおられたら、これは日本の竹の危機だと思う(^^)是非一度お試しいただきたい。竹虎では、青竹踏み踏み体操なるものまで作って頑張っています!



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