実は結構前から竹籠は編み上がっている虎竹手提げ買い物籠バッグ。今までは丸い籐を曲げて取り付ける、籐持ち手などが一般的だったのだが、良質の籐がなかなか手に入りづらくなっている。実は籐は日本では成育せず、全ての籐は輸入材だ。確か江戸時代から籐細工はあるのに?と不思議に思われる方がいるとも知れないが、当時は海を渡って輸入される船の荷物を縛るために使われていた籐などを再利用していたらしい。竹よりも柔軟で丈夫な独特の性質を持っている希少素材として、とても高価なものだったと思う。
今回も、虎竹手提げ籠バッグに使えるような太めの籐がないので革持ち手を取り付ける事にしている。籠は出来ているので、後は革職人さんの仕事を待つばかり、夏のお出かけに楽しみにされている皆様、もう少しだけご勘弁ください。
コメントする