一見、何で出来ているか分からないイヤリングだが、実はこれらは全て竹で出来ている。今ではあまり想像ができないかも知れないが、わずか数十年前まで日本では竹が今よりずっと人に近く、身の回りの様々な製品が竹で作られていた。
このカラフルなピアスも、身の厚い孟宗竹を削り出したものだ。竹と言わないと誰も気づく事もないと思うけれど、手にとってよくよくご覧いただくと、竹繊維の中にある維管束と呼ばれる模様がうっすらと確認できる。
竹編みされたアクセサリーも多く、ネックレスなども多くの種類があった。竹は軽さ、しなやかさという特徴があり、、加工性が高く、バリエーションがつけやすいから考えたらファッション向けの素材だ。
これらは全て竹工場の倉庫に45年以上も保管されていたデッドストックで限定品ばかりだが、当時のものなので出来栄えが素晴らしい。
竹ヒゴを用意する職人と、編む職人が別だった頃だから、それぞれの工程で熟練度が高く、レトロな竹細工ではあるものの、現在では技術的に難しいものばかりだ。
かつて一世風靡した竹製アクセサリーの繊細な美しさは、まさに職人技が光る逸品。竹の持つ自然な風合いと、丁寧な手仕事によって生み出された唯一無二の存在だ。これらの魅力を再び多くの方に知っていただきたく、今回クラウドファンディングを開催しているので、リターンとしてご提供している。
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