120年に一度の竹の開花と、130年に一度のクラウドファンディング

竹の開花


いつもは青々としている竹の葉が、枯れたような色合いになっているのが遠くからでも確認できた。これは、もしかしたら竹の花かもと思って行ってみたら、近年の孟宗竹の開花としては日本最大級の竹の開花だった事がある。「竹の花」って何?あまり聞き慣れないなあ、そう思われる方も多いかと思う。


竹の花


聞き慣れないのも当然で、竹の花は孟宗竹で60年に一度、真竹や淡竹では120年に一度しか咲かないので、ほとんど見る機会もないのだ。一度開花が始まると、その竹林全体が花が咲いて枯れてしまうと言われるが、実は竹林の中での部分開花は前々から見られていて、そこまで珍しい事でもない。


竹の開花


花が咲いた竹林はこんな感じだ。一年通して生命力あふれる色合いの竹が、このように変わってしまうので、昔から竹の花が咲くのは不吉な前兆とされてきた。




製造数が減少しているスズ竹製品は、数年前からの開花で竹林が全体的に枯れてしまった事による材料不足が原因だ。開花したスズ竹がどのようになるのか動画にしているのでご覧ください。


竹の花、竹虎四代目(山岸義浩)


開花は人の一生の内に一度あるか、ないかレベルの事なので竹林の山主や、竹伐採をする山の職人でさえ竹の花を知らない事がある。


竹の花


花が咲いているのを見れば、まるで稲穂のようなので納得するが、案外知られていないのが竹はイネ科という事だ。そろそろ開花時期を迎えつつある、淡竹の仲間である虎竹の開花周期は120年に一度。この虎竹を使った4t地方車製作は、竹虎創業以来130年に一度の大イベントと言える(笑)。


クラウドファンディングで竹虎を応援よろしくお願いいたします。
→ 「よさこい祭りの地方車を土佐の虎竹で!地元盛り上げプロジェクト



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