もうひとつの経年変色、竹やたら編みハイスツール

竹編みハイスツール


世界竹会議台湾の第二会場であった南投県草屯の国立台湾工芸研究所( National Taiwan Craft Research Institute)には、もうひとつ色合いが美しく進化した竹細工があった。ヤタラ編みでしっかりと編み込まれているのは椅子の座面だ、これも見覚えがある。確か、10年前は今とは見違えるような若々しい色合いだったはずだ。


やたら編み高椅子


間違いない、竹の先端を割り込んでヤタラ編みにして合体させた三本足のハイスツールなど、そうそうあるものではない。


竹編みハイスツール


磨いた竹ヒゴは、表皮の色目が均一になって美しい。


竹三本足高椅子


三本足の右下部分には竹割れが見える。10年前には既に割れが入っていたのに、その後広がる様子もないようだ。台湾には、秀逸な竹家具があるが、案外竹割れが少ないのは気候のせいだろうか?



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