第12回世界竹会議台湾は無事に閉幕した、国立陽明交通大学特設コースでの虎竹EV「竹トラッカー」の走行もトラブルなく終える事ができた。そして、帰国のため台北港まで運んでもらう大型トラックが最終日夕刻には積み込みのために会場にやってきた。
ところが、トラブルは最後の最後にやって来た。搬入時に使用した木製台座に竹トラッカーを載せようとしていたが、狭いトラック荷台の上では手押しでは、なかなか丁度の位置に着ける事ができない。そこで、自分がエンジンをかけて載せる事にした。
竹トラッカーをバックさせながら、慎重に台座にはピッタリと載せていく。ああ、もう大丈夫と思ったところで急に「ガタンッ!」と右タイヤが沈み込んだ!台座の板が折れて大きな穴が開いたのだ!
顔が青ざめた、このままでは帰国できないのではないか?台座の床板は薄すぎるとは思わないけれど、小型とは言え重量のある竹トラッカーだ、もっと丈夫な板材を使うべきだったかも知れない。
とにかく、異国での不測の事態は何ともしようがない。ドライバーさんとあれこれやっていたが、穴を塞がないと何ともしようがないのだ。辺りは、いつの間にかすっかり暗くなっていた。
結局、この場では台座に載せることはできないので、このままトラック荷台に竹トラッカーを固定して倉庫まで運んでもらう事にした。これは、竹虎本社から神戸港など国内輸送する時と同じ要領なので安心だ。
倉庫に帰ってから、壊れた台座を板で補強した後に改めて竹トラッカーを載せてもらう事にした。3日間、沢山の方に声援いただいた疲れを取りながら日本に帰って来てもらいたい。
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