不思議なものである、世界竹会議台湾(World Bamboo Congress)に向けてリチウム電池の交換を決めたのだが、決定してバッテリーを取り寄せたと思ったら、まるで自らの役割を終えたのを知ったかのように、急にパワーが弱くなり竹トラッカーは走れなくなった。
そもそもボディ自体も、今回は海上輸送のために車体番号の提出があり、前面カバーを取り外したり運転席の竹編みを切り取ったり満身創痍と言えば大袈裟かも知れないが結構大変な状態だ。
「走る竹細工」とも呼ばれる(笑)、来週の出発までには何とかせねばならない。
さて、リチウム電池の交換だが須崎市内にある三和モータースさんにお願いさせてもらった。スペインレースの際にはREIWA-125号の改造でもお世話になった整備会社様だ。積み替えるリチウム電池は50キロも重量があって、今の竹トラッカーではとても運べそうにないので別の車で届けてもらう。
自分は竹トラッカーに乗って、整備工場まで約8キロの道程をラストラン。距離は短いけれど、虎竹の里から一つ山を越える登り坂はバッテリー寿命を知らせる赤ランプ警報が鳴りっぱなしで、いつ止まってもおかしくない状態だ。ようやくダウンヒルとなり、市街地に入っても今まで聞いた事のないような音を響かせて、平地でもヨロヨロと進むだけで精一杯。後続車に道を譲りながら、休み休み竹トラッカーを励ましつつ40分かけてようやく三和モータースさんに到着した。
さっそく車体を点検してもらう。ずっとフォローを続けて頂いている、メーカである光岡自動車さんの担当の方も色々と相談できて心強い。
車体を海外で展示して、再度日本に輸入する形になるので関税の関係で車両登録を抹消せねばならないそうだ。手続きは陸運局に行くなど時間がかかるので、整備に入れると同時にナンバー外してしまった。
ところが!来るのは自走してきたのに、バッテリ新しくして虎竹の里までの帰りはどうするのか!?ナンバーが無くなり走れない事に気づいた。竹虎のトラックはあるけど、重たい竹トラッカーを荷台までどうやって載せるのか?こんなドタバタが続いてます(笑)。
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