次々と大きな孟宗竹が伐り倒されている竹林。木材などだったら、もしかしたら森林破壊なんて言葉が飛び出す事もあるような光景かも知れない。ところが、竹の場合はこうして伐採されても毎年同じように筍が生え、わすが3ヶ月で親竹と同じ20数メートルの高さにまで成長するので、実は見た目はすぐに元の竹林の姿に戻ってしまう。
まさにサステナブル(Sustainable)、持続可能な唯一の天然素材と言われる由縁だ。ただし、サイズ的には親竹と同じ大きさに育つ孟宗竹でも、伐採に適した竹は3~4年竹なので伐採するには竹の年齢を見極めながらの仕事となる。
放置竹林とは無縁の、このように整備された竹林を持っている事が自分の財産だと職人は話してくれた。これこそが日本では少なくなりつつある
竹財だ。
この竹林の竹は牡蠣の養殖筏に使われるが、海洋プラスチックの問題が大きく報道されている昨今、自然に朽ちる竹の利用を更に進めていかねばならないと思う。そこで、山の職人の竹伐採を動画にしてみた、ご関心のある方にはご覧いただきたい。
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