虎竹の里の海岸が全く見えない程に霞んでいる、このような深い霧は初めてだったので不思議な気持ちになった。2月というのに季節外れの温かさと、雨の湿気のせいだろうか?それにしても幻想的な光景だ。
虎竹の里が一望できる峠道に入って車を停めた。地元の安和小学校の校歌にも唄われる双子島も煙っている、そこからたなびく霧が焼坂の山々に伸びている。この土地特産の虎模様の竹は、海からの潮風が一因だとも高知大学の先生から聞いた事がある。
海からの恵を山が受け、そしてまた海に還す。大きな自然の循環を見たような気がして、ホッと安らいだ気持ちと和を感じる。どこかでも書いた事があるけれど、虎竹の里が、安和(あわ)という地名なのは運命的だと思っています。
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