2024辰年、新春虎竹の里ウォーキング

虎竹と竹虎四代目(山岸義浩)


恒例となっている新春虎竹の里ウォーキングで焼坂の山道を歩く。今年は快晴とまではいかないけれど、気持ちの良い朝だ、気温もそこまで低くなくて絶好のウォーキング日和だ。日が差しこんでくる背中が温かい、高知は本当に自然に気候に恵まれている。


虎竹の手すり(遍路道)


焼坂峠に行くまでには数本の道があって、虎竹の里ウォーキングはその年のよって若干通る道筋が違う。昔からあるこの遍路道は、確か昨年も歩いて登ったが途中に虎竹で作った手すりや、急勾配の道にはロープや鎖などが用意されていて安心して通る事ができる。


朝日の差し込む虎竹林


日の光が当たった虎竹は神々しくもあり美しい。


虎竹伐採


今月末までの虎竹伐採シーズンは山道には、伐り出された竹がこのように沢山立てかけられている。


色づきの良い虎竹


虎竹は淡竹(はちく)の仲間で、竹表皮には白っぽい蝋質の粉がふいたようになっているが、その下には虎竹特有の虎柄模様がハッキリと確認できる。この模様の色づきが竹林により、年によって違っていて全ての竹林が同じように色づくわけでは無いのが自然の難しいところだ。


焼坂峠


峠からは竹虎本社が見える、今年もこのように長閑で変わる事のない虎竹の里であって欲しいと願っている。


石垣


峠を越えて歩いていくと、車が一切通らない山道は歩くのも困難なくらいになってくる。そして虎竹はおろか普通の竹もほとんど見当たらなくなるから不思議だ。


残された石垣


そんな山肌には、古人が築いたであろう段々畑が山道の上にも、下の方にも延々と作られているのが分かる。山を削り石を運んで作った石垣の畑では、芋の栽培がされていたいたそうだが、その苦労を思いながら山を下る。


イノシシぬた場


お遍路さんが歩くくらいで、ほとんど人も通らない山道にはイノシシ専用の、ぬた場と呼ばれる水浴び場がある。


焼坂峠


虎竹の里、安和駅


予定より順調に進んだ辰年の虎竹の里ウォーキング、静かな山里を今年の虎竹を会話しながら歩く大事な時間だ。





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