高級旅館かと見まごうような室内だが、実はこれが来春にむけてリニューアルオープンされる高知競馬場の特別室だ。高知特産の虎竹で編んだやたらソファベンチが、堂々と二つ並んだ奥には同じく虎竹のやたら編みが壁面を飾っている。
実は高知競馬場は、どんどん進化されていて近年ではご家族連れや女性同士でも楽しく過ごせるような施設に変わっている。自分は、負け続けて全国的に話題となったハルウララ(古いか?)以来あまりお伺いする機会がなくて、久しぶりに行ってみて随分とイメージか違うので少し驚いた。
子供達も沢山来られているのは、遊園地のようなスペースがある事からも分かる。小さい頃に初めて馬を見て、何と大きい生き物だろうとビックリした事を思い出す、これで全速力で走る馬の姿なども見られるなれば一日中楽しく過ごせるのかも知れない。
虎竹やたら編みの壁面も、工場で編まれていた時とは又随分と雰囲気が違って見える。木のフレームに入れられた様で、更に重厚感が増したようだ。後日、この前には観戦用の大型ディスプレイが置かれる予定だそうだ。
この虎竹やたら編みの壁面は、このようして編まれている。完成された壁だけではなくて、こうして細い一本の竹ヒゴの状態から工程をご覧いただくと、同じ編み込みが又違って見えてくると思う。
虎竹やたらソファベンチの間には、県産材で作ったテーブルが置かれるとの事だった。ゆったりと飲食などもしながら、大きなモニターで競馬を観戦してくつろげるから最高だ。
細かい所にある、こだわりの馬のモチーフに、ここが競馬場だと改めて思い出す(笑)。
30年ブログでもご紹介した、虎竹やたら編みの壁面がこの特別室に設えられた。虎竹やたらソファベンチ置いて、壁面も椅子も虎竹やたら編みという凄いお部屋になった。
これだけの虎竹づくしのお部屋なのに、一日の使用料はそこまで高額な設定ではないそうだから嬉しい。高知競馬場は、個室や特別席もセンスよく刷新する事によって、より多くのお客様にお越しいただけるアミューズメントスポットになられようとしている。そんな注目の集まる場所に虎竹をお使いいただき感謝しています。
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