このサイズの違いをご覧いただきたい、竹虎にある通常の熊手と比べるとこの通り!これだけの超特大サイズの別注熊手である。熊手はご存知の通り、枯れ葉などをかき寄せたりして庭で使われる事が多いが、木製、鉄製、プラスチック製など色々な素材で作られるものの、やはり絶妙なしなやかさ、強さのある竹が好まれている。超特大熊手には、大きさに合わせて虎竹柄も太めのものを選んで取り付けた。
熊手の扇状に広がる歯部分は、用途によって細かったり太かったりと竹の割幅が変わる。竹虎の黒竹熊手は出来るだけ丈夫にというご要望で、ずっと前からこのような幅広の強力な歯となっている。今回の超特大熊手はサイズこそ大きいけれど竹の割幅ま狭く柔軟にしなるので、繊細な庭園のお手入れに適している。
日頃あまり気にかける事もない熊手だと思うけれど、年末の大掃除や迎春の用意では竹箒と共に活躍する場面が多くなるのではないだろうか。海外からの輸入も沢山ある中で、日本の孟宗竹を伐採しながら国産にこだわって製造続ける熊手工場での仕事は目を見張るものがある。
切断された素材が菊割で均等な幅に揃えられ、最大の見せ場は熱した竹材を急角度に曲げていく行程だ。恐らく初めてご覧になられる方ばかりだと思うので、是非この機会にご覧いただきたい。
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