竹を通じたサステナブルな世界の在り方

Spedagi、竹自転車


インドネシアのプロダクトデザイナー、シンギー・カルトノ(Singgih.S.Kartono)さんの竹自転車で虎竹の里の峠道までやって来た。竹自転車など初めて耳にされる方も少ないないと思うけれど、実はフレームにを使った自転車は、十数年前から世界各国で作られるようになっている。それも思った以上に多くの国や地域にその動きはあって、竹の豊富な東南アジアをはじめアフリカや南アメリカ、オーストラリア、さらにはヨーロッパやアメリカの会社でも販売がされている。


竹自転車は恐らく海外の方が関心が高いと思うが、数十のブランドやメーカーがある中で、もし購入など考えられる方がおられたら日本でもアフリカのザンビア農村部の貧困地域に貢献するZAMBIKESは購入できる。また国内では、大阪のgerworksがオーダーメイドの竹自転車作りをされているようだし、京都のBamDoo Bikesなどは弓作りの技術をフレームに活かしたユニークな製品作りをされている。


「バンブーを通じてサステナブルな世界の在り方を知ってもらいたい」そう話すシンギーさんの理念には強く共感する。日本の竹は世界最高だと思うし、十分に活かされず忸怩(じくじ)たる思いに日々だ。しかし、昨日の30年ブログでも触れたように、日本の若い方が竹ザルや竹籠すら知らず、竹が遠い存在になっている時代に問いかけていくには、まず価格という大きな課題がある。





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