「工芸が見つめる未来 体験が解き放つ 産地への衝動」というコンセプトで開催された、日本工芸産地博覧会(JAPAN CRAFT EXPO)2023に初めて参加させて頂いた。晴天に恵まれた万博記念公園は、家族連れはじめ多くの方が楽しめる素晴らしい行楽スポットとなっている。お隣ではロハスフェスタというイベントも開催されていて、11月とは思えない暑さの3連休は最高の人出だったのではないだろうか。
実は、このような催事はお客様に直接お会いして竹の事をお話しできるし、喜んでいただけるお顔を拝見できるので大好きだ。しかし、その反面、諸々の経費がかかったりするし屋外のイベントの場合は天候に左右される事もあり、久しぶりの参加だった。
万博記念公園には入場料がかかけるけれど、更に工芸産地博覧会の会場に入るのも有料だったので、ブースに来られる客様は工芸や手作りに関心の高い方ばかりたった。お買い得な商品から無くなっていったのは、日頃から竹籠はじめ竹細工を良くご覧になられているからかも知れない。
今回の工芸産地博覧会で一番良いと思って参加の決め手となったのは、ワークショップがある事だ。むしろ、そちらに軸足が置かれていて、手仕事やモノ作りを体感してより深く知ってもらいたいと言う思いに共感した。担当した職人は初めてで大変だったと思うが、日頃お客様に接していないから良い経験になったと思う。
そう考えれば、どうしても赤字になってしまうイベント参加もそう悪くはない。
しかし、学生時代に4年間も大阪で暮らしていたのにも関わらず、何故このような気持ちの良い公園に一度も来た事がなかったのだろうか?こうして近くで太陽の塔を眺めるのも、子供の頃に長蛇の列に並んで塔に入って以来かも知れない。このランドマークは最強だ、またきっと来るような気がしている。
コメントする