今日、9月18日は世界竹機構が制定した世界竹の日(World Bamboo Day)である。3年に1度開かれる世界竹会議 (World Bamboo Congress)には、50カ国の国と地域から竹の専門家が集っているから、本日は世界各地で様々な竹のイベントが開催されるのではないかと思う。
海外から見たら、日本の大きな印象のひとつに竹があるのだが、当の国民は竹にあまり関心がない。むしろ外国の方が、竹の自然の素材そのものの美しさや、継続利用できる持続可能性を兼ね備えた素晴らしい資源だと気づいている事が多いようだ。
世界には1300種の竹があり、海外では日本で考えられないような大きな建造物に使用されていて興味深い。割れないだろうか?虫の影響はないのだろうか?竹には悩まされてばかりなので、竹建築を見る機会があるたびに気にしているが今のところ、そのような事例には行き当っていない。
日本には日本の竹活用がある。資源的には言われるほど簡単ではないが、長い伝統文化が付加価値となるのだと思う。今年は、国産の竹串、竹皮、竹網代笠など孟宗竹や真竹を使った竹製品が少しづつ復刻できている。もうすぐ念願の国産竹割箸もご紹介できる予定だが、どれも里山の竹林から皆様のお手元まで繋がった、一歩の細い糸のようなものだ。切れないように、飛ばされないように、虎竹の里らか思う竹の日です。
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