竹虎で最高級竹炭と呼ぶのは、竹炭専用に改良した昔ながらの土窯で1000度近い温度で焼き上げていて、硬く銀色に輝き、叩くとキンキンと金属のような音がする。電気伝導率が高いのが特徴で、木炭精錬計で計測してみると針が振り切れるほどだ。
同じ孟宗竹を使った竹炭でも、普通の土窯で400度程度で焼き上げる竹炭は、比較的柔らかく窯から出したり袋詰めしたりの作業の間でも小さく割れてしまうので竹炭(バラ)と呼んでいる。電気伝導率は低く、木炭精錬計で測っても針の動きは鈍く、叩いても低くこもったような音がする。
真っ黒いはずの竹炭が「銀色」と聞いても、初めての方だとピンとこないと思う。ところが、飲料・炊飯用と違って少し長めにカットしてある、インテリアにも使える最高級竹炭などをご覧いただくと、少し色合いのイメージは変わるかも知れない。
竹炭をイメージして黒染した黒編み竹籠に入った竹炭(バラ)は、400度の低温で焼かれた竹炭だ。低温だから機能性が低いという訳ではない、アンモニアのようなアルカリ性物質の吸着に優れているのでトイレの消臭や、お年寄りの介護をされているお客様には、とても好評で喜ばれている。
さらに湿度調節にも、この低温で焼いた柔らかい竹炭が力を発揮する。知られざるスグレモノ竹炭の使い方は動画でもご紹介しているので是非ご覧ください。
そして、色づきの良くない虎竹を焼き上げた飾り竹炭は、インテリアにもなるように丸竹そのまま窯に入れている。実は一度に大量に焼く事はでぎす、一定量を何度にも分散させているので数カ月もかかる場合がある。
まず、竹炭を初めて見る皆様も、音の違いを聞いてもらって里山に沢山生えている孟宗竹を活用した竹炭を、少しでもご理解いただけたらと思っています。
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