輸入品の市場籠を修理しました

輸入市場籠の修理


先日、修理のためにお預かりした竹の買い物籠は、スズ竹市場籠に良く似ているものの、材質的には少し劣ってしまう海外製造のものだ。しかし、いくら国産竹籠ではないと言っても、お客様が大切に使われて来た買い物籠だと言うのが伝わってくるので、出来るだけの事はしたいと思う。


竹の買い物籠の場合、傷んでしまう所は概ね決まっている。まず一番多いのが、やはり床面に常に当たる底の四隅の角部分で、通常は力竹を重ねたり、籐かがりで補強したりしている。そして、もう一つが持ち手と本体のジョイント部分、後は口巻などだ。今回の市場籠も、底の竹ヒゴは折れて穴があき、いつも手にする持ち手の籐巻や紐が外れてしまっていた。


竹買い物籠


お買い物時のスーパーでレジ袋有料化以来、マイバッグを持つ方も増えてきて、多くはないものの竹の手提げ籠をエコバッグとしてご愛用頂く方も見かける。自分も常時、車には2~3個の手提げ籠バッグを載せていて、その都度の用途にあわせて使い分けている。こうして手直ししながら、長く長く竹を使っていただければ、心から嬉しいと思っています。





コメント(2)

堀川史江 返信

初めてメールをさせていただきます。
いつも湯治旅行に市場かごを愛用していましたが12月に持ち手の一箇所が抜けてしまい、なかなか自分で直せず、修理するところが見つからなくて困っています。
お願いすることはできませんでしょうか。
お返事お待ちしております、どうぞよろしくお願いいたします。

竹虎四代目です。から堀川史江への返信 返信

手提げ籠は持ち手と底の四隅が一番傷みやすいところです。
特に負荷のかかる持ち手のジョイント部分は
壊れてしまう事がありますので、修理させていただく事が多いです。
持ち手の他にも、使用年数などによりましては
傷んでいる箇所があるかも知れません。
確認して末永くご愛用いただけるようにさせていただきますので
当社までお送りいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。

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