夏前からずっと気になっていた真竹磨き衣装籠に、ようやく取り掛かる事ができた。冬に伐採した真竹が多すぎたのか、自社で活用するスピードが遅かったのか、おそらく両方のような気がするけれど倉庫を見てみると、思うよりも真竹は随分と余っている。シーズンに伐った竹だけを使って製品作りをしていくのだから、竹は足りなかったり、余ったりする。
それでも昔のように、湯抜き釜で白竹にしていれば心配ないが、原竹そのままで保管していると傷んで使えなくなる事もあるから、やはり竹の仕事は難しい。
厳選した竹材を使って竹籠づくりが始まった。
おっと、それにしても竹林で伐採したばかりの竹と、職人が手にしている竹や編み上がった衣装籠の色合いが全く違うと気づかれた方は鋭い(笑)。
どうして、このような見た目の違いになるのかは、真竹磨き衣装籠の職人動画をご覧いただくと、なるほどと納得する。そして、意外と見えない所にも職人の技と手間とが掛かっている事がお分かり頂けると思う。
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