「サザエさん」の漫画連載が始まったのは昭和21年(1946年)で、テレビ放映がスタートしたのは昭和44年だそうだ。今でも続いている国民的な番組の中で、主人公のサザエさんは買い物に行く時には手提げ籠を使っている。若い皆様も違和感なくご覧いただいてるけれど、昭和のお母さん方はスーパーに出かける場合は必ず買い物籠を手にしていた。少し年配の職人に聞くと、近所の魚屋には竹ザルを持参していて、そこにアジやサンマを載せてもらっていた時代だから、持ち手付で深さのある籠は必需品だったのだ。
そんな昭和の手提げ買い物籠が、70数年という時を経て少しづつ見直されている。すっかり忘れ去られていた手提げ籠文化だったが、環境意識の高まりで数年前から購入時のビニール袋有料化でマイバックが浸透し、一部の方には竹編みの籠が雰囲気と実用性から支持されている。
この懐かしい昭和のお母さん愛用、虎竹買い物かご(だ円)は、物の出し入れが便利なように口部分を広く、安定した持ったり置いたりできるように少し低めの定番の形だ。毎日、普段使いのできる丈夫な竹籠がどのように編まれてるのか?54分を越える長いYouTube動画で、じっくりご覧いただけるようにしました。
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