梅雨の晴れ間に土用干し、国産えびらが大活躍

国産竹製エビラ製造


梅雨が上がったかと思えば、まだ上がりきっておらず、今朝は天気が良くて気持ちいいなあと思いながら工場に来てみれば、急な雨で竹材が濡れてしまったりする。このような長雨の中でも青空の広がった時を見逃さないようにして、梅干しをエビラ等にのせて天日干しするのが土用干し。まさにシーズン真っ盛りとあって、エビラ用の木枠も少しだけ製造するようにした。

日本製えびら


エビラは太く丈夫な孟宗竹を網代編みした竹材に杉材で作る木枠をはめ込んで製作している。竹編みには、もちろん防虫剤やカビ止めの薬剤などは使わず、そのままの生の竹を使っているので湿度の高いこの時期か製造にも随分と気を使っている。


土用干し用エビラ木枠製造


土用干し、梅干し


それでも、お客様からご指摘をいただく事があるので有難い。元々は養蚕農家で使用していた蚕棚が原型なので、すっかり途絶えていたものを復刻して以来、その都度工程を見直し少しづつ良い物にブラッシュアップさせている。このように沢山の梅作りをされる方を拝見すると、そんな職人たちの努力が報われているように感じて嬉しい。





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